「もう着替えたかぁ。」 扉の向こうで声がした。 「あ、ちょっと待って!!」 「先行くで——」 「ちょ待ってよ!!」 あたしは扉を開けた。 「茜…そのカッコ…」 「可愛いでしょ♪」 「何か羽織れ。」 「何で!?」 「良いから羽織れ。」 あたしは仕方無くパーカーを羽織った。 「じゃぁ行くぞ。」