「っやっと来たっ!!」

「っゴメ…」

「翔太君もう少しで終わるって…」

はるちゃんが言った。              「そうなんだっ…」

そのとたん『手術中』と書かれたランプが消えた。
今、時計の針は、8時を指している。                   【ガラッ】

手術室の扉が開いて、先生が出てきた。

「っ先生…翔太は…」

皆して一斉に聞きに言った。                       「栗城さんは…」