【ガラッ】

「桐ちゃんどうしたの!?」
見慣れた看護士の莱華(ライカ)さんが来た。

「っしょう…たが…」

「ちょっと待っててね。医者を呼んでくるから。」

そう言って莱華さんは出ていった。

「しょ…うた…ち…ゃんとして…」

【ガラッ】

「桐島さん。どうしました??」

「あの…」

「あぁこの男の子か…」

翔太は眉間にしわを寄せて倒れている。

「よし。咸越(ミナコシ)くん。運ぶぞ。」

「っはい!!」

そう言って翔太は運ばれていった。

残っていた莱華さんに

「翔…太はど…うなるんですか??」

「翔太君はとりあえず検査をしてみないと分かんないわ…」

「あたしも一緒に行っていいですか??」

「桐ちゃんは寝ときなさい。結果は教えに来るから。」

「…分かり…ました。」