ブブーブブー

携帯が震えた。

「誰だろ。」

翔太からだった。

《茜。帰ってきたら家に寄って欲しい。話したいことがある。》

ん??なんだろ??

(分かった<font color="#FF0000"></font>)

まっこれだけでいっか。

「じゃああたしたちは帰ります。」

結局、潮花は自分の部屋にこもっていた。

相当ショックだったのだろう。

「じゃあお邪魔しました。」

そう言ってあたしと榛は潮花の家を後にした。

「じゃああたし、翔太の家に行くから。」

「おぅ!!分かった。じゃあね。」

榛と翔太の家の近くの十字路で別れた。

「なんなんだろうな。翔太の話。」

そう言いながら前を向いて歩いてた―…














はずだった―…

【キキーィィィイ】

「ん?」

後ろを振り向くと車の姿があった。

「きゃああああ!!」

【ドゴン!!!】