「足をひねってますね。2週間ほどで治るでしょ。部活と体育やすんで。」

「はい、、」

まじかー。唯一の科目、体育。休むのかああああ。

「なお。明日から部活の時抜けて帰って来なさいね。」

「はい。」

大会前なのに。ほんとに最悪。


ーーー翌日ーーー

「とゆうことなので。帰ります」
「わかった。お大事にね、」
「はい。」

事情を説明して帰ることになった。
1人で帰ってもつまらない。
なにをしようかな
そう考えてたとき

「伊岡じゃん。帰んの?」
「えっ、なつ?」

そこには帰宅しようとしていたなつがいた。

「あんたこそどうしたのよ」

ふたりで近くの公園に腰を下ろした。

「俺さ、持病?つか足怪我してるってか。
サッカー部だけど、ほんとは運動部きついって言われたんだよね。
でもその意見押し切ってサッカー部入部した。
そしたら悪化してさ。たまに出れない日あるんだよね、、、」

そう話してくれた。

「そう、、、だったんだ。
あっ、じゃあ一緒に帰ろ?ひまでしょっ!」

「うん暇だよ。じゃあどこ行く?」

ちょっとデートっぽい?足痛いのに寄り道とか悪いな。
とか思いながらも遊ぶことにした。

「なおの家の近くでいいよ。送っていくし。」

なお、、、。呼び捨てだ。初めてかもしれない。
てか優しいでしょ。送ってくれるって。優しすぎかよ。

「じゃあ、▲公園いこっか?」

「うん。そこ行こっか。」

男子とは話すけどこんな青春っぽいことするの初めてだ。
少しドキドキしていた。

公園でゆいを待つことにした。
ゆいは彼氏がいて、一緒に帰っくるとこを待ち伏せしてやろうと思う。

「あっ!あたしけーたいもってきた!YouTubeで怖いの観よっか?」

「なお、怖いの大丈夫なの?」

ふっと笑った無邪気な笑顔にどきっとしてしまう。

「大丈夫ですぅー!」

「ははっ」

空は暗くなり始めていた。
ムードも出てきて怖い。あたしは怖いのは、大の苦手。

「うーやっぱ怖い!見ないい」
横を向いた



ギュッ





ん、、、?

「見なきゃだめじゃん。」

え、え、え、。
今あたし。抱きしめられてるううう!?

嘘おお。こんなの初めてだ。

なんで?なんで?
混乱MAXだ。

「なお。可愛すぎ」

「な、なつ?え?どうしたの?なつ彼女いるでしょ?」

「最近別れたよ。」

うわー痛いとこ触れた、、、、。
別れたからただ悲しいの紛らわすためにあたしに抱きついたとか。
可能性ある。

「悲しいのわかるけど。好きでもないやつにこんなことしたら惚れられるよww」

「え?なに?惚れてくれんの?」

「え?」
まって、めっちゃかっこいい。ってかこんな少女マンガな展開あるの!?

「俺のこと見ててくれんなら、俺だけ見てよ。」



チュッ




ふぉおおおおおおおおおお!?



まって、いまあたし何された!?
キス!?




トンッ。


思わず手を離した。

「ごめん。なお。俺さ、、」
     

           
           続く。