「おはよ...
どうした!?足!」

ユイが騒いでる。

「昨日自転車で転んでさ(笑)」

「もー!ナオはバカだよな〜」

「バカでけっこー。」

朝っぱらからこんな会話してたら、

「ふっ」

笑われた。

「ほーらー笑われた...」

笑った人の顔を見て、あたしはフリーズした。
昨日の、先輩だ。

顔が少し赤くなるのがわかる。
なんで赤くなんのよ〜///
意味不。

「えっ?だれ?ナオ知り合い?」

「えっと、いや、あの、知らないっ!」

なんでこんなこと言ったのかわからなかった。
でも、そんなこと考える暇もなくあたしは教室に向かって走った。