始まりは、たった一つの夢だった。


それも、幼い少年の。




“神様になりたい”



周りの大人は驚いた。

その夢が、あまりにも非現実的で、あまりに欲深だったからだ。


しかし、所詮は幼子の夢。


いつかは覚めると思われていた。