捨てられた子犬のような目で見てくるものだから、反応に一瞬困る。 でも、ここで構ってしまうと、それはそれで面倒になる予感がする。 …よって、放置という手段を取らせてもらおう。 「班長サンの誕生日は…って、これは聞いちゃいけなかったんですっけ?」 「別に構いませんよ。…質問に答える気は無いですが。」 僕の誕生日は戦争開戦日。 あまり考えたくないんだ。 それに、このことを他人に言えば、決まって気まずい雰囲気になってしまう。 ああ、哀れな少年だ。 そう言う目で見られるんだ。