あれから今日の仕事が終わったのは、もぅ辺りが闇に包まれた頃。美月は太陽が沈む頃に帰ってきて仕事をしている。
―…今も。
美月に声をかけて帰る仕度をしながらどこにいたのかを聞くと、美月は苦笑いで曖昧に言葉を濁すだけだった。
部長に連れていかれたって行っていたけど部長は女だから心配することなんてないな……。
なんて安心していた。
当日、腰を抜かすような美月を見るなんて全く考えてもいなかった……――。
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