「おはよ〜」
朝1番に私に話しかけてきたのは、
私の親友のまりちゃんでした
「まりちゃんおはよ〜
実はね、ー」
「えええええ!!!!」廊下いっぱいに広がった
「玲美、王子と付き合ってるの?!」
「あ、うんまあ」
「きゃー!おめでと〜♡」
なんて騒いでると、
後ろから肩をトントンとされた
振り返るとそこには笹川くんが!
「さっ、ささがわ、く、んっ!」
クスッと笑った
「相崎さん、おはよう」
朝から眩しすぎます!かっこいい!
「じゃあまた」
あ、今日一緒に帰りたい…
でも重いかな…
彼が歩きだした
また今度でいっか……
「あ、そーだ。
今日放課後僕ん家、寄ってかない?」
え、いきたい!
頭を上下に勢いよく振った
くすくす
「おっけ、昇降口で待ってて!」
「わ、わかった!!!」
きゃー!!!あたしたちカップルなんだ!!!
肩に手を置かれて、、
身体がビクつく
「まりちゃん、びっくりさせないでよ」
「らぶらぶいいなー
また話聞かせてよね!」
「もちろん!!」
わたしは授業が終わり、
昇降口に向かった
そうすると、彼はもう待っていた
「おまたせ〜」
ちっ
?!?!?!?!?!
どうしたの?笹川くん?
「ちょっとこっちきて」
もしかして怒ってる?!
「ねえ、俺を待たせるとか何様だよ」
え、いま、なんとおっしゃいました?
「え、あ、」
口をパクパクさせてた私を見て、
「ふっ、ばかみてぇ
俺の本性、これだから」
えーーーーー!そんなの初耳なんですけどーーーーーー!
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