脱力彼氏。〜クリスマス編〜


結局先に寝ちゃってるし。




ツンツン、と翔の頬をつつくと、




「ん・・・・・」




と、少し眉間に皺を寄せ、再び夢の中へと入っていった。




ほんと、よく寝るなぁ。




翔の髪を触ろうと手を伸ばしたとき、バタバタっと誰かが走ってくる足音が聞こえたかと思うと、




「翔ちゃーん!!!」




と、一人の女の子が部屋に飛び込んできた。