「今日は菜奈の寝顔を見よう」 ガバっと布団から起き上がって、おいで、と翔のとなりのスペースをポンポン叩いた。 いや、クリスマスプレゼントはあたしと一日寝れる券って言ったけど。 「ほら、早く」 ウキウキとした感じで催促する翔。 ふぅ、とため息を吐き、 「おじゃまします」 と言って布団に入った。 「どうぞどうぞー」 とにこやかな笑みを浮かべて翔も横になった。