脱力彼氏。〜クリスマス編〜


「起こしてくれればよかったのに」




珍しく困ったような顔をして慌てる翔。




「あたしも今来たばっかりだから、全然気にしなくていい。それに、どうせ今日は翔の家でゆっくり過ごすってなってたし」




「うーん、だけど・・・・・」




さすがに今日はごめん、と眉を下げて翔は呟いた。




「いいよ。翔の寝顔も見れたし」




「それはいつも見てるじゃん」