「起こしてくれればよかったのに」 珍しく困ったような顔をして慌てる翔。 「あたしも今来たばっかりだから、全然気にしなくていい。それに、どうせ今日は翔の家でゆっくり過ごすってなってたし」 「うーん、だけど・・・・・」 さすがに今日はごめん、と眉を下げて翔は呟いた。 「いいよ。翔の寝顔も見れたし」 「それはいつも見てるじゃん」