脱力彼氏。〜クリスマス編〜



――――――数分後。




「ここでいっか」




大きな通りに出たところで翔は立ち止まった。




そこはたくさんの人がいた。




「何かイベント?」




こんな大勢の人がいるくらいだ。




何かイベントがあるはず。




「もうすぐわかるよ」




再びいたずらっぽく翔が笑ったとき―――――。




「「「わぁ・・・・・!!」」」




たくさんの人の声と同時に、周りの風景がパッと明るくなった。