『校長…無自覚ですね…』
『お、おうそうだな…』
なんか、こそこそ言ってる?
早くここから出たいんですけど…
ながながとはなしを聞かされて
ようやく解放された私…
『はぁぁぁぁぁ…』
廊下に出た瞬間
深いため息をつく…
すると…見覚えのあるシルエットが
向こうにいる…
あれは流星だ…
ちょっと素通りして行こうと思った私は流星とは反対方向に歩き出した…
『ちょっ…おまっ…まてよ!』
んんん?
振り向くと
『待ってたのに、先に戻るとは…』
待ってたの!?
あんな長ったらしいお話をずっと!?
かれこれ40分はあったよ?
『ご、ごめん…待ってるって知らなかった…』
うわー申し訳ない…

