『待てよ…お前名前は?』


は?何で私が知らない人に名前言わなきゃいけないの?


『何故知らないひとに名前を言わなきゃいけないんですか?』




その男はため息をついてから…

『はぁ…お前が心配だからだよ…』







いい迷惑…でも、言わないと返してくれそうにないな…どうしよう…


『わかりました…私は早瀬千佳です…』




そう言って去ろうとしたが…まだ返してくれそうにない…


『学年クラスは?』




本当、死ぬの邪魔してそのあと質問とか…マジであり得ない…



『二年C組。じゃ…』


今度こそ帰ろう…



そのあと手を離してくれたから
何も言わず帰った…