「うん、私のクラスメートと後輩達だよ」

亜美ちゃんがわざわざ私たち1人1人を紹介してくれる。

「なるほどね。俺は大河純弥。今大学3年だから君らよりは年上になるけど気にしないでくれ
よな」

それを聞き終わった男の人は、そう自己紹介してくれた。

「ま、堅苦しいのはここまでにして行こうぜ」

「うん、行こう行こう」

大河さんと亜美ちゃんが先に立って歩き出すけど、私たちまだチケット買ってないよ。

「亜美、俺らチケット買ってくるから先行っててよ」

お兄ちゃんがそう言うけど

「あ、それなら大丈夫。純弥君が用意してくれてるから」

って亜美ちゃん。