「……えっ?」 「…っんは!? エミリ!!?」 「神崎先輩!?」 俺たちはほぼ当時に声をあげていた。 もちろんのごとく、腹黒女の整った顔はひきつっている。 数秒の間、沈黙。 「……おっ、お邪魔しましたぁ…。」 エミリは静かに退室していった。