しかし、その微笑みには不気味な邪気を含んでいた。 「…だから、あんたは見た目は確かにそこらのブスと違って断然美人だ。 でも中身は最悪。本当は周りをコケにして見下してあざ笑ってる。 例えそれが自分の親友でも、ブスで自分より劣ってると考えてる。 かわいいなんて言われるのは当たり前。男なんてアクセサリーみたいなもの。 そんな腐った中身を繕ってニコニコしてる。だから周りは騙されている。 神崎エミリは性格良し、顏も良しの天然美少女って。 それをまた腹の中でほくそ笑む。なんか間違ってるか?」