俺が聞き返すと、智哉はニヤけた。 「実はな、俺、ジムに行き始めたんだ!」 「はぁ? また性懲りも無く。」 「いやぁ、それがこの前、ジムの前を通りかかると入り口からな、 もー、クソかわいい子が出て来てさ! 」 「それで? 非リア充智哉くんは一目惚れしちゃったと。」 「ま、そんなとこだな!!」 智哉の顔はとろけきっている。 俺はそんな智哉に向かってつぶやいた。