「そっかぁ、いっくんと帰れないなんて残念だな。補習、頑張ってね!!」 あたしはてきとーに、もちろんかわいらしく返事をした。 いっくんはスポーツ万能だが、勉強は一切出来ない。 あーあ、あたしを1人で帰らす気かしら、この脳内筋肉バカ。 これ以上私を飽きれさせるなら、もう別れようかしら。 なーんて、考える。