〜エミリside〜 「エミリ、部室に行くよ。」 「いっくん、待ってよー‼」 クソバカ野郎、あたしを置いて行くんじゃねぇよ。 気分がいいからって、調子乗るんじゃないわよ。 なんて心の中でつぶやきながら、笑顔でいっくんを追う。 「ねぇエミリ、1年生って何人入ってんの?」 「えっとね…7人だって。」 あたしといっくんは並んで廊下を歩き、グラウンドに向かう。