くさすぎたかな? でもマジで本当の事だから、しょうがない。 俺は自分の胸にいる、小さくてかわいくて愛しいエミリに、そっと尋ねた。 「エミリ、俺の彼女になってくれる?」 「はい以外に返事があるんなら、聞いてきなさいよね。」 …相変わらずの腹黒さだ。 でもそんな強気な言い方をしても、 まだ俺のワイシャツをギュッて握ってるから、かわいいんだ。 俺はエミリの発言に苦笑いしながらも、静かに顔を近づけ、 ゆっくりと口づけをした。 春の陽だまりは、俺ら2人を暖かく包んでくれている。