それからまもなく、彼女らは出て行った。 ……ふぅ。 あたしは改めて、翔毅の事を思い出す。 ゆっくりと近づく、彼。 その目は切れ長で、鼻はスーっと通り、アゴはシャープでかっこいい。 全体的に整ってる顔。 そして、切なそうに呼ぶあたしの名前。 あの「エミリ……。」の一言が頭から離れない。 それに…キスをしたときの、あのカフェオレの味も。