俺は年上なんて好みじゃないし。 でも、さっきの考えじゃないと、この感情は納得できるものじゃなかった。 「翔毅?」 「ん、ああ! どした?」 「いや、ずっとぼーっとしてるから。」 「ああ、悪りぃ。」 「いや、別にいいわよ。それとあの、あたしの家ここだから。」 エミリが白黒のモノトーンカラーで造られたオシャレな建物をさしてそう言った。 「送ってくれてありがと。また、明日。」