「…っ‼」 どっキューン‼ って、なんだどっキューンって!? でも、マジでそう思った。 だって、エミリが俺の裾を少し引っ張りながら、顔を覗き込んでくんだもん。 なんか…なんか…すげー萌える。 今、エミリを無性に抱きしめたくなった。 でもいかん、いかん! ここは男として理性を保たなければ! 俺はわざとらしい咳払いをして、真顔でエミリに言った。