〜翔毅side〜 「おいおい、俺がイケメンだからって照れんなよ。」 「このあたしが翔毅ごときに照れるわけないじゃない!」 「……。」 俺の左隣を歩くエミリ。 俺がからかったせいで、ホッペをぷくぅっと膨らまして、むくれてる。 「なによ。なんで黙ってんの。」 「お前がかわいいから。」 「冗談はよしてくれない?」 冗談じゃなかったんだけどな。