「おい、荷物持って来たぞー。ってあれ、橋本…先輩? なんでいるんすか?」 ちょうどいいタイミングなのか、悪いタイミングなのか、アイツが来た。 2人分の荷物を持って、あたしといっくんを交互に見ている。 「エミリの様子を見に来たんだよ。俺はエミリの彼氏だからな。」 おっと、いっくん、アイツに対して敵対心むき出しじゃないの。 それにくらべてアイツはニコニコと微笑んでそれに応対する。