「エミリっ! 大丈夫かっ!!?」 「いっくん?」 もう一度寝返りをうって見ると、息をきらしたいっくんがいた。 いっくんは落ち着く為にハァハァと呼吸を整え、 しかめた顔であたしに質問した。 「エミリ…ボールぶつけたんだろ? 痛くなかったか? 大丈夫?」 「あー、ちょっと痛かったけど、平気平気! 大丈夫だから心配しないで。」