「おっ、今度は怒られなかった。」 「う、うるさいなっ! もぅ。」 あたしは寝返りをうって、深く毛布をかぶった。 もう……これ以上、アイツと目を合わせれなかった。 なんでだろ…。 考え事をしていると、アイツが声をあげた。 「あ、やべっ。部室に荷物忘れてきた。」 「…荷物?」 「ああ、お前のと俺のやつ。今日、サボるんだろ?」