「いいかげん、あんたじゃなくて"翔毅"って呼べよ。」 「…へっ。」 い、いい、いきなり何言ってんの、コイツ!? 理由は分からないけど、あたしの体温は急上昇してて。 心臓はさっきと打って変わり、不規則に動いている。 「ちょ、あの、近いっ!」 「お前がちゃんと俺の名前呼んでくれたら離れる。」