意地っ張りな2人


by赤石

「はよー」

「はよー。」

「あ!赤石ー!」

「ん?」

「今週の土曜日。spec見に行かない?」

「え?ああ。」

「よっしゃ!じゃね。」



俺には好きな奴が居る。そいつは中岡美奈。元気で優しいくて皆の人気者。
しかも男子からも女子からもモテる。
あと、ちょー鈍感!俺のアタックにも気付いてないし!

ってか!

「ちょとちょと…中井さんー」

「な!なに?」

「なんで美奈がオッケーしてくれてんだ?」

「なんでってあんたが誘えって言ったんでしょ!」

「言ったけど…」

「次の土曜日は?」

「……クリスマス!」

「そ!だから頑張れ!」




「うえっ!これ穴空いてるし!買いに行くか!」

ブロロロ

「ん?」

ビー!

「よ!赤石!」

「中井!」

「乗って!」

「どうぞ。」

「あ!ありがとうございます。」

「畑竹!早く出して」

「かしこまりました」

「ちょ!何だよ?」

「土曜日。着ていく服ある?」

「…うっ…いや」

「でしょー!だから、買いに行くの!」

「え?!」



「はい!着いたよ!」

「…でかー!!!!!」

「入って。」



「おかえりなさいませ。お嬢様!」

「あ!佐渡。こいつコーディネートしてあげて!」

「かしこまりました。こちらへどうぞ。」



俺はパパッとはや着替えさせられ気が付いたら鏡の前に立っていた。

「どうですか?」

「うん!佐渡!むっちゃいい!」

「ありがとうございます。」

「赤石!どう?」

「ああ…いけてる。」

「でしょー!よし!帰ろ!」