「うわぁ。次はお弁当?」
美奈が買ったおにぎりはズタズタに踏まれていて、食べ物と呼べなかった…
「美奈…笑美のあげるよ。」
「瑠璃のも…」
「ううん。大丈夫!」
美奈は私たちに笑顔を見せて自分のおにぎりを持って、飛鳥の所へ行った。
飛鳥は自販機に行っていていなかった。
美奈は飛鳥のと自分のを変え、こちらに帰ってきた。
「ごちそうさま。」
美奈はあっという間に飛鳥のおにぎりを食べた。
飛鳥は帰ってくるなり、
今日2回目となり叫び声をあげた。
「美奈ちゃん!」
「なに?あ!おにぎり?
飛鳥ちゃんがさ、私のおにぎりを握ってくれたから、自分で作った物は自分で食べたいかな〜っと思って、
取り替えちゃった。」
ごちそうさま。と最後にそう告げ、おにぎりの袋を飛鳥に渡した。

