3年前…


中3

11月の頃…

「はよ、流星!」

「健介、はや!」

「今日の宿題してきた?」

「げっ!飛鳥…」

「何よ健介!」

飛鳥とは昔から仲が良かった

お互いの家を出入りする中だった。


部活は違うけど、仲がいい女友達だ。


「流星〜。」

「翼…」

「あ!流星。昨日の写真また送るね。」

俺の彼女…本田翼 ほんだ つばさ
背が小さく、ふわふわ系女子。少々ぶりっこ。




「飛鳥ちゃん。おはよ…」

「はよ、じゃ、私、行くわ。」

「ねぇ、流星」

「ん?」

「翼…飛鳥ちゃんに嫌われてるのかな?」

「さー、あいつは人見知りだからな。」

「そっか。」



「あ!そうだ流星。」

「ん?」

「翼ね…2学期が終わったら…引っ越すんだ…」

「え?!」

「あと、少しじゃ、」

「ゴメンね…中々言い出せなくて…」

「どこに引っ越すんだ?」

「熊本…」

「遠っ…」

「でもまぁ、会えるし…ね!」

「ああ…」

「だから、あと少しだけど思い出いっぱい作って帰るね。」

「ああ!残りの時間、一緒にいような!」

「うん。流星大好き!!」

「はいはい。」