by美奈


はぁー。

やっと笑美を巻けた。

朝からデートの話してって何もなたって!


「美奈…」

「瑠璃?」

山下瑠璃 やました るり

里葉の元カノ ヤンキーだが、本当は心優しんだと思う…


「なに?瑠璃?」

「あんた、どういうつもり?」

「何が?」

「さっ君がね。中岡と付き合うから別れよって」

「はい?」

「で、昨日、流星と一緒にいたし…二股なんでしょ!」

「はいー?」

「あんたなんか大っ嫌い!」

「ちょ!瑠璃!」

「覚えといて!!」

「……」

「大変な事になったね。」

「笑美!いつから?」

「美奈!気をつけた方がいいよ」

「なんで?」

「あんたは、強いけど、瑠璃はこの辺のヤンキーと繋がってるから…
噂だけど…」

「そんなの、噂ー噂ー」





「じゃ、笑美!畑竹さんさようならー」


「瑠璃…」

「美奈ちょっと来て…話がある」



バタン!

「ここ。」

「視聴覚室…」

ガチャン


「まさ…か…」

ザワザワ

「やっぱり。」

中から20人以上の柄の悪い奴らがいた。


「あんたもさっ君も死んじゃえばいいのー」

パンッ!

乾いた音が響いた。

「私はいいけど、一度愛した奴に死ねなんて言っていいもんじゃないよ。」

「何よ!どうせ、私は…」

「好きじゃなかったんでしょ?」

「へぇ?」

「あんたは元カレの事を忘れようと思い相手は誰でもよかった。
だから、告白してきた里葉と付き合ったんでしょ?」

「なんで。知って!!!」

「友達だから。」

「うっうわぁーん」

「よしよし」