美奈は真っ赤な目をして毎日学校にきている。
きっと毎晩泣いてるんだろう。
あたしなんかのために。
でもまだ廉君は納得して無いみたい。
「どうしてだ?どこか行くのか?」
ああー。納得してくれよぉー。
「ほっほら、桜!先生に呼ばれてるんだよね!?だから今日は無理なんでしょ?じゃあ早く行かなくちゃ。もう昼休み終わっちゃうよ?」
また美奈に助けられちゃった。
「う、うん。そうなの。だからごめんね?」
また、嘘付いちゃった。
「そうか、なら仕方ないな。じゃあ早く行って来いよ。」
「うん。じゃあ行ってくる。」
コンコン
はぁー、職員室久しぶりだからなんか緊張するな。
