「俺さ、決めたんだ。」 廉くんは話し始めた。 「俺は桜を死なせない。絶対にずっとそばにいるし一生愛し続ける。桜のそばを離れない。だから、俺が18歳になったら結婚してください!!」 そう言ってあたしの手をとった。 「え、これって。」 ポロポロ。 「ここ、予約しておく。」 そう。 あたしの左手の薬指には、 キラキラ輝く、 ――――――――――指輪があった。