それに、あたしはまだやりたいことがたくさん残っている。



「明日には退院出来ませんか？私にはもう時間がないんです。」



そう言うと先生は少し驚いて、すぐに悲しそうな顔になった。


先生は私が自分の命の残り時間がないことがわかっていたのだろう。


だから明日に退院することを許可してくれた。


先生が出ていた後廉くんと2人で喋っていた。



「おい、どういうことだよ時間がないって。」



「そのままの意味だよ。私にはもう時間がないの。あたしね、後１週間しか生きれないの。」



「は？お前何言ってんだよ。冗談やめろよ。」