「ほらー、永田と仁野は早く席につけー。」 先ほどまでのことは何もなかったかのよう に先生は授業を再開した。 「桜っ!」 そう言って寄ってきたのは美奈だった。 今は午前の授業が終わり昼休み中。 今までみたいに4人で中庭にいて食べて いる。 「でさー、もう涙が出るくらい笑ったからね〜。って、條!聞いてるのー?」 他愛もない話をしている。 あたしのそばにはいつも美奈がいてその そばには條くんがいて、廉くんがいる。 それがなくなると思うと、目から温かい ものが零れそうになった。