それからしばらくそのこのことは忘れていた。 いや、忘れようとしていたの方が正しいかも知れない。 幼いながら必死に考えて出した答えだった。 ……………………………… ………………………… その男の子が、廉くんなのだ。 永田廉ナガタレン。 私と同級生であり、幼なじみ。 大事な大事な幼なじみ。 大事な大切な人。 私は彼、廉君のことが好きだったのだ。