『あ、あの……吉行君??』 「なんでもねーよ」 『耳まで真っ赤になってますけど』 「大きなお世話だ」 『でも』 「うるせー」 会話が成り立っているようで成り立っていない会話を数分繰り広げていたが、チャイムの音で終了した。 『はぁ……それじゃあ今日HRが終ったら教室に行くので帰らないで待っててくださいよ!!』 そういうと扉のほうまでパタパタと走っていった。