俺は微動だにできなくて。 嘘だろ? 佐野さんが俺を好き? 冗談ではねーよなぁ…? てか、“わかってる”って何がだよ。 俺の胸の中で眠る、佐野さんに対しての新たな思いが芽生えたのを感じてしまった。 マジ最悪だわオレェ。 梨花ちゃん、 ごめん。 俺は 寝ている佐野さんのおでこにキスをした。