その唇にそっとキスを落とし、ブラウスを脱がせると、可愛い薄ピンクのブラが露わになった。
ふと、佐野さんの真っ赤な下着が頭をよぎる。
どぎつい赤だった。
すげー透けてたな。
プッ…
あ、やべ。
まずいと思った時は、もう遅くて。
梨花ちゃんの顔が、みるみる険しくなる。
「…なんで笑うの?」
「…いや、笑ってない」
「笑った。絶対笑った」
かすかに冷や汗が出る。
「…ごめん」
「私の下着、変だった?」
「違うよ」
「じゃ、なんで!?」
「…ちょっと思い出し笑い」
やべー雰囲気。
なんで笑っちまったんだよ、オレ‼︎
梨花ちゃんは俺を押しのけて起き上った。



