「…秀人くん?」
ハッと気がつくと、もうオレのアパートにいた。
マジで酔っ払ったとか⁉︎
ありえねーありえねー!どうやってここまできた?
せっかく梨花ちゃん過ごしてんのに何他の事考えてんだよ!?
「ご、ごめん、俺らどーやって帰ってきたっけ?」
「え?タクシーだけど…秀人くん結構酔ってたもんね、大丈夫?」
上目遣いがまた可愛いとかって。
男はやっぱりこーいうのに弱い。
「大丈夫…いや、ホントごめん」
「どーかした?なんか今日変だよ…」
「仕事で色々あったからかな…」
うまくごまかせてるか?
「忙しいんだ?…私も秀人くんと同じ部署だったらよかったなぁ…」
梨花ちゃんは俺の肩に頭を傾けた。
どきんと俺の胸が高鳴る。
「梨花ちゃんいたら仕事になんねーよ、ずっと見ちゃうし」
「あははッ…」
まん丸の大きな瞳が俺の心を揺れ動かす。
何度も何度も。可愛すぎる。
ソファの上に梨花ちゃんを押し倒すと、梨花ちゃんも俺の首に手を回してきた。
そしてキスを求めるように目をつむる。



