俺も余裕ないくらい佐野さんを味わって。
「あ……ゴム」
俺の方がイッパイイッパイになってて忘れてた。
かっこわる。
パッと佐野さんから離れようとしたとき、ぎゅっと腕を掴まれた。
「…佐野さん?」
「…いいよ、付けなくても」
耳を疑った。
「え?」
「桐島くんなら…いいよ」
な、なんだそのカオ…
恥ずかしそうに目線を逸らしている。
めっちゃ可愛いんだけど。
「いや、でも付けます。結婚はしたいけど…まだ佐野さんと二人だけの生活楽しみたいから」
いつか子供は欲しいけど、まずは佐野さんにウエディングドレスを着せたい。
できちゃった結婚も悪くないと思ってたけど、やっぱり少しは夫婦生活も楽しみたいし。



