もしかして…また寝るとか言いだすんじゃ。
「今日…食堂での事だけど…ごめんね?」
へ?食堂??
「ああ…すいません、佐野さんの気持ちも考えずに人前で結婚とか言っちゃって」
「ううん、すごい嬉しかった。…でもびっくりしちゃって。まさか桐島君が私との結婚を考えてくれていたなんてさ……結婚とか、まだ桐島くんには遠い話だと思ってたから」
「そんなことないです。昼間も言ったけど、佐野さんと付き合いたいって思ったのと同時に、結婚もしたいって思ったんですから。半端な気持ちで付き合ったりしませんよ…」
缶ビールをテーブルに置いて、佐野さんを抱き寄せた。
「うん…ありがとう」
そうつぶやいた声はちょっと震えてて。
顔は見えなかったけど、佐野さんが涙ぐんでいるような気がして胸が締め付けられた。



