「……ごめんね」
会社を出て二人で歩いていると、佐野さんがポツリとつぶやいた。
「別にいーっすよ?19時前には終ったんだし、早い方でしょ」
「そうだけどさ…私、結構桐島くんに助けられてる」
「俺が好きで助けてるんだから。気にしなーい」
俺は佐野さんの肩を抱き寄せた。
「桐島くんっっここまだ会社の近くだよ!?」
慌てふためく佐野さんが可愛い。
「いーじゃないですか!もうみんなに言っちゃったし!それより今日はラーメン食べて帰りません??」
「もーっ…」
といいつつ、佐野さんは俺の方に体を摺り寄せてくる。
煽るな、佐野さんよ。



