速水くんが嘘をつくはずない…
2人が昨日の帰りにデートしていた?
桐島くんは残業するって言ってたけど…嘘だったってこと?
突然目の前が真っ暗になる。
「…佐野さん?大丈夫ですか?」
速水くんが心配そうに私の顔を覗きこんだ。
「だ、大丈夫…」
そう言ったけど、心臓はバクバクしていて。
今すぐに桐島くんに本当の事を確かめたい。
…でも、そんなことしてうざがられたら?
やっぱり付き合えないとか言われたら?
一気に天国から地獄に落とされた気分だった。
桐島くんはすでに会社に来ていて、同僚の佐々木くんとしゃべっていた。
私はこんなに落ちてんのに、にこやかにしゃべってるのを見ると腹が立つ。



