「はぁ?そんなん別にいーじゃん人間なんだもん、ウンコくらいするでしょ」
青いな、若いときはウンコも気にするのか。
「ダメダメ、佐野さんのその考え女の子じゃないですよ」
…ふ。
どーせ私はもう女の子じゃないですよ。
おばさ…自分でも言いたくない。
「彼女と付き合ってまだ浅いんだっけ?」
「んー、でも半年くらいかな」
「じゃ、全部さらけだしていい頃だと思うけど」
「相手はそんなすぐさらけだしてくるようなタイプじゃないから」
ああ、女らしい可憐な感じの子だもんね…
私とは正反対の。
まるで月とスッポン、陰と陽みたいな。
「つーか、それより」
そう言って桐島くんが私の両肩を掴む。



