「俺、他の人に告白されても断るよ
絶対。
有村さんより好きな人なんて
できないから」
「広瀬くん…」
本当?
本当にそう言ってくれるの?
「だから、有村さんも断ってよ
二宮のこと、好きじゃないでしょ?」
優しく、でも意地悪に、
広瀬くんが微笑む
「うん…っ
分かった、はっきり言ってくる…!」
「待って」
ベッドからでて二宮くんのところに行こうとしたのに、広瀬くんが私の腕をつかんだ
断ってって言ったの広瀬くんじゃ…
はぁーっと長いため息をする広瀬くん
「ばーーーか
もう授業はじまってるし」
えっ
いつのまに…
「せっかくだから遊ぼ?春ちゃん?」

